ハイブリッドループアンテナ?

 


国内中波放送DXを始めて2年・・・行き詰った感が拭えない。

それは受信出来ない局が残っているからに他ならない。


まず北は青森(RAB)である。1233kHzでの受信になるが同一周波数で長崎(NBC)NHK・新温泉 用土中継局が被る。まったく受信出来ないわけではなくコンディション次第で聴こえてはいるが、内容確認出来るほど明瞭ではない。(受信レポートが書けない)

ステーションIDくらいなら混信していても聞き取れるが、番組が始まると難しい。

次は栃木(CRT)だ。昨年、約1ヵ月くらい良好に受信出来た期間があったが、それ以降は混信まみれでコンディションが悪い。最近では、広島RCC、新潟BSN、が派手に混信してくる。

中部・北陸では福井(FBC)864kHzが挙げられる。岐阜(GBS)も受信し難い局であるが、福井放送に関しては東海ラジオ・豊橋中継局に完全にマスキングされる。1557kHzでもFBCはコンディション悪し。

山陽・山陰では鳥取・米子(BSS)900kHzが受信し難い。こちらも時として聞こえるのだが・・・。1431kHzでも時折受信出来るが、岐阜、和歌山、北海道との4局混信も珍しくない。九州では大分(OBS)のハードルが高い。佐賀は絶望的かもしれぬ。

とまあ、こんな具合ではあるが・・・ RX周辺でやれることは全てやった感があるので、アマチュア(素人)の私にこれ以上は知識的にも技術的にも無理であろう。

残されたのは・・・アンテナ、ということになる。理論はまったく理解出来ていないので、カット&トライ、もしくはメイク&トライで攻めるしかない。ロングワイヤアンテナでは、ノイズや指向性の面で不利なのでこれは除外とする。

残されたのは「ループアンテナ」であるが、謎トラループや同軸ケーブルを利用したMLAはすでに10基ほど試作を繰り返している。カージオイド特性を狙ったループも製作したがトータルセッティングが非常にクリティカルなので、(現状の)私のスキルでは実用レベルに仕上げられない。

八方塞がりか・・・と半ば諦めていたが、もともとFRG-7における中波受信はバーアンテナを用いていない。枯れた技術として「フェライトバー・アンテナ」があるのだから、外部アンテナとしてバーアンテナを使ったらどうか?という考えに至った。

300本程度のリッツ線でコイルを巻いてバーアンテナを作ろうか?と思っていたが、部屋の片隅に Twin Coil Ferrite AM Antenna by C.Crane が転がっているのを思い出した。

米国メーカー製(Made in China だが)で、堀場啓二氏のレポートに触発され入手したものである。しかし入手当初、FRG-7に接続して使用したものの、自作ループ(謎トラ・ベース)に比べゲインがある分ノイズが酷くて全く使う気にならなかった・・・


ここに至って思いついたのが、謎トラループはバーアンテナとの組み合わせでその威力を発揮した。ならば、FRG-7の外部アンテナとしてこのバーアンテナをプライマリアンテナとして用い、謎トラループを組み合わせてやったらどうか? ということである。


事の詳細は後日アップするとして、暫定的運用では思いのほか、FBな結果が得られた。

しばしこのハイブリッドアンテナを使ってワッチしてみるとしよう。


Twin Coil Ferrite AM Antenna by C.Crane のサイト

https://ccrane.com/twin-coil-ferrite-am-antenna-signal-booster



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