BCLラジオ用電源のノイズ問題
3日間、悩まされていたノイズだが・・・結論から云うと一応の解決を迎えることとなった。
電源ユニットからラジオまでのケーブルがノイズを拾うのか?と思ってゐたのだが、電源ユニットのノイズがケーブルから輻射されていた・・・ようだ。このノイズが何故に発生するのかは現在のところ原因不明だが、このノイズがケーブルから直接ラジオへ飛び込むわけだから、たまったものではない。
電源回路を再度作り直したりしたが、そのあたりの詳細は割愛する。それでもノイズが減らないので途方に暮れていた時のこと。DCプラグ(アウター側・+電極)を指でつまむと、クーガ2200で受信していた短波放送のノイズレベルがスッと下がったのである。身体に触れるとノイズが減るという事は、ケーブルがノイズを拾うのではなく、ケーブルからノイズが出ているのでわ?との考えに至った。指ではなく舌で触れるとそれはさらに顕著となった。(抵抗値が指で触れるより下がるからね)
クーガ2200と電源ユニットはDC的にはまったく導通していないので、高周波ノイズをまき散らしているのに違いないのであろう。そこで、RFアース(カウンターポイズ)とこの電源ユニットの0Vを繋いでみたところ、ノイズが嘘のように激減した。電池駆動に比べれば、まだノイズ感は残るものの、未対策状態の時と比較すれば雲泥の差である。
適当なメタルケースが見つかったら、この電源ユニットを収めて筐体はガッチリとアースしてやらう・・・
=追記=
ノイズ混入の原因にデジタル電圧・電流計の装着があるかと思っていたが、これは大きな問題ではなかったようだ。オシロで確認するとそれなりに差異はあるのだが、ノイズ対策後はこれらを装着してもBC帯受信でも問題ないレベルになっている。これは機会があれば別稿で触れてみたいと思ってゐる。
電源ユニット近影;
後方に見えるのが、PC用電源ユニット(ATX仕様)のケースを流用して、降圧トランスと整流用ダイオードブリッジ、平滑用電解コンデンサが収めてある。前面の透明ケースに3端子レギュレータによる安定化回路と電流計&電圧計を配している。デジタル表示の数値が映り込んでいるが、これはICF-2001D用の5V出力のモニター。クーガNo.7 & 101用の6V出力はアナログメータでモニター可。高周波ノイズを発生するパーツは無いように思うのだが・・・
冷却用ファンのノイズか?とも思ったが、ファンをOFFにしてもノイズは無くならない。不思議だ・・・
コメント
コメントを投稿