自然が近いっていうのかな?
田口線の遺構を追いかけ始めて早8か月。撮影した画像も1200枚を超えた。 8月28日、三河海老駅から稲目トンネル間で遺構の再撮影を行ったのだが、その時に6頭のニホンザル集団に出くわした。過去に大井川橋梁跡~三河大草駅の移動を行っていた時にも4頭のニホンザルに出くわしたことがあるので、それほど驚きもしないが・・・ 今回は滝上橋付近の軌道跡を辿っていたが、その際、目の前に6頭の猿が群がっているのが見えた。真昼間から何なんだ?と思って観察していると、2頭の猿が木の枝を引きずっている。こちらの存在に気づくとその場をバラバラと離れ始めた。 猿が集まっていた場所まで行くと、なぜ連中が屯っていたのかが判明。あたりに栗のイガが散乱していたのである。どうやらすぐ近くにある栗の木の枝をへし折り、その栗の実を喰っていたのだ。上手にイガを剥いて中身だけを取り出している。 栗畑?というほど栗の木は多くないが、民家から20mほどしか離れておらず都会ならば大騒ぎになりそうな事象だ。言い換えれば、食べる物がそこにあるから人に害を及ぼすことなく共存していられるのであろう。 田口線遺構を追いかけていると、猿だけでなく様々な生物に出くわす。見たことも無い花やら、珍しいトンボや蝶にも遭遇する。田んぼにメダカが群れていたの見つけた時は、思わず「おお~」と声が出てしまった。(コロナ禍以前、10年ほどメダカを飼育していた・・・) 遺構と共に、これらの自然も遺ってほしいものだ。