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田口鉄道・田峯駅、長原前駅を探索した

 GW真っ只中だが、休みが取れたので田口線廃線巡りを敢行した。別件でやりたかったこともいくつかあるのだが、何せ田口線・清崎方面は遠方なので頻繁に来訪出来る場所じゃない。ここぞとばかりに探訪を堪能してみたのだが・・・ 稲目隧道(トンネル)を越えると、田峯駅があったというが、現在その形跡は皆無と云っていいだらう。辛うじて「ここが昔、駅のあった場所」と云える程度である。また軌道跡が現在の国道に置き換えられているため、本来線路のあった場所を特定するのは難しくなっている。 ネットで散見される多くの画像を今の景観に照らし合わせて「ここがそうであろう」的な感覚で推測する他、手段はないのである。廃線から50余年、敷設から数えれば一世紀は経とうとしているのだから、無理もあるまい・・・ それでも田峯駅や清崎駅はまだ現在の国道沿いにあったのだからよいとしても、もはや幻と化した「ながらまえ」駅は、私にとって未知の存在だった・・・それもそのはず、田峯ー清崎間にあった「ながらまえ」駅は現在257号線の寒狭川を挟んだ対岸にあり、そこへ至る軌道の一部は土砂崩れで崩落(欠落)しており、廃線跡巡りを難しくしている。地元民でも若い世代は詳しく知らない人も多いと聞く。(清崎界隈在住の古老談) また今回は清崎駅の先、田口駅方面へ向かって徒歩移動した。クルマで進むと途中「対向ですれ違うのに困難」との懸念もあったからだ。地元民からは「バイクか自転車で行った方が良い」というアドバイスを頂いていたせいもある。 設楽ダム建設に伴い、令和元年から田口駅方面へは工事関係者以外は立ち入り禁止エリアとなっていて、今回も第一大久賀正多隧道手前で通行止めとなっていた。田峯駅界隈と長原前駅界隈、田口駅方面への探索で、約5時間半歩きっぱなし・・・先日は三河大草駅ー大井川橋梁間の軌道跡にある木製電信柱の探索で約1時間、運動不足も祟って足腰ガタガタである。また長原前駅探索で、清崎第三隧道での撮影中に転がる岩を歩いた際、苔で滑って転倒、手や足のスネを擦りむいてしまった。今後のために本格的なトレッキングシューズを用意せねばなるまい。 昨年の12月から廃線跡を辿るようになって、撮影した写真(画像)も600枚を超える。タブレットではなくそれなりのデジカメも欲しくなってきた、今日この頃である。 撮影した画像は随時HPのコーナーへアップして...