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日本の若人よ、自分らは二流国民の自覚を持て

 今朝、某民放番組で「ワーホリ問題」を取り上げていた。カンガルーの国で職に就けず日本でいう「炊き出し」の行列に日本人の若者が列をなしていると云ふではないか。 数人のインタビューがながされていたが、その中で「ろくに金もない」のに渡豪した人間もいたが、ありゃどういふことだらうか? 自分が若かりし頃、友人・知人のワーホリ渡豪に感化され、自分も日本を出てみようと思ってゐた。たまたまNZの知人が出来たことや、父親の転勤に伴い日本に来ていた米国女性(母が日本人のハーフ、故に彼女はクォーター?)に好意を寄せたことも手伝って英語を真剣に学びたい気持ちもこれを後押しした。 だが当時のワーホリ利用の条件は今朝の番組内容とは比べ物にならないほど高いものだった。 カンタス航空の往復分の渡航費用と、当時の現地で三か月の必要生活費であろう預貯金が無ければワーホリの申請は却下された。私に提示されたのは84万円の預金であった。200万超えのクルマを購入して間もなくだったので、そんな貯金などあるはずもなく泣く泣く渡豪を諦めた。 しかし、今朝のインタビューをみると、数万円の貯金しかないのにあっちへ行っているというではないか?いつの間に敷居が低くなったのであらうか?しかもその多くが「金稼ぎ」のための渡豪だと云ふ。時間当たりの賃金が2700円程度ということで、日本の倍以上だ。 アルバイト感覚でろくに言葉も通じない状態でもノコノコ出かけていく感覚にも閉口するが、私が渡豪しようと試みていた時期は、日本はバブル絶頂期にあたり、「ジャパゆき」さんと呼ばれたフィリピンからの出稼ぎ労働者が大挙した。今の豪州へのワーホリ希望者は当時のジャパゆきさんと何ら変わりはない。 日本の若人がこの状態では、この国のどこが先進国で一流なのか理解に苦しむ。日本はそこまで「落ちぶれた」という自覚がないのであろう・・・特に保身にしか興味のない政治家には声を大にしていいたい。亡国へ導く売国奴政治家など要らぬ。